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presented by 岸和田だんじり祭振興会 

 
 祭狂爺爺がお届けするだんじりコラム。
 祭礼の歴史や、だんじりの彫物などにまつわるよもやま話をお楽しみください。
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2006年1月号

祭狂爺爺のだんじりコラム

竹の節を眺めて

熊取町野田地車 見送り 
(左の丸内:大脇の竹の節 / 右の丸内:脇障子の竹の節)

 年も明けまして皆様だんじりとは程遠い寒い季節でありますな。しかし、今回は前回に引き続きまして細部を見て見ようと言うことで、正月の松竹梅に絡めてと言うわけでもないので御座いますが、竹の節に目をやりたいと思うのでございます。竹の節と申しますのは脇障子、大脇の上にありましてその形態が竹の節に似ているところからついた部分の名称であると聞いとおります。本来は堂宮の名称から来ておるので御座いますが、竹の節とはなかなか面白いユニークな名称ですな。

熊取町野田
 竹の節は明治・大正・昭和とその形は余り多岐には及びません。一番ポピュラーなものが途中に節のあるもので、脇障子の上には四角形をしたもの(これは今も変わりませんねー)大脇の上には六角形をしたものが付けられております。
 その中でも、元岸和田市堺町地車(現熊取町野田地車)の大脇上の竹の節は六角形ながら下の節の中が刳りぬかれており、中に人物が彫られている。これを真似たのが岸和田市筋海町の地車であるが、今は折れてしまいその影はない。


熊取町朝代
並松町

 そのほかに当時としては珍しく、左右で昇龍、降龍というデザインのものがありますな。これは熊取町の朝代地車です。また、唐獅子ものもよく彫られています。獅子の倒立やら牡丹に鞠をあしらったもの、獅子の子落しなどがあります。この手のものでは、岸和田市並松町の竹の節はよろしいんですな。


上町 南町

五軒屋町
 
 岸和田市上町の波兎も意匠が変わっております。最近のものはいろいろと意匠を凝らしたものが多く見られますな。岸和田市南町は飛龍、岸和田市五軒屋町は燈籠を担ぐ鬼でして、岸城神社宮三番の灯明係に引っ掛けた意匠はなかなか面白くて秀逸である。
 そのほかでは、岸和田市箕土路町の菰池・大門池で鯉を獲る箕土路童、岸和田市三田町の鬼神、岸和田市摩湯町の風神・雷神、岸和田市大町の広目天・持国天など皆さんいろいろ考えてますな。
箕土路町

三田町
摩湯町 風神雷神
 
大町 広目天・持国天

下池田町
 
 また岸和田市下池田町は昭和五十一年から五十二年にかけて発掘された町内の下池田遺跡から発掘された瓢箪の種に因み、瓢箪から駒と洒落ている。
 岸和田市今木町では見送りの“川中島八幡原決戦”の謙信・信玄に因んで、毘沙門天立像・武田不動明王坐像となっている。岸和田市下松町では宮本武蔵・佐々木小次郎と珍しい。
 また人物ものでは神様であるが泉佐野市上瓦屋地車の天宇受売命と猿田彦大神も珍しく天孫降臨に因んで開運を願ってのことであろう。

今木町 毘沙門天立像・武田不動明王坐像
 
下松町 宮本武蔵・佐々木小次郎
 
泉佐野市上瓦屋地車 天宇受売命・猿田彦大神


 まだまだだんじり愛好家、祭り好きにとっては寒く気の盛り上がらない季節ですが、写真などを見て気を盛り上げてください。それでは失礼いたします。

 ※来月号からは”彫物うんちく四方山ばなし 太閤記”をお届けいたします。

 


写真提供 :  井口和彰
だんじり三番館
野口写真

泉州岸和田住 祭狂爺爺 記

 

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